介護事業は、高齢化が進んでいる現在、とても注目されているビジネスである。そのため、介護の分野で起業したいと考えている人も多くいる。今回は、そんな高齢者ビジネスに興味を持っている人に向けた情報をまとめてみようと思う。
まず1つ目に共有したいのが、「介護産業規模の拡大」について。高齢化の進行により、2025年には15兆円や20兆円程度に急拡大すると予想されており、需要が著しく成長が確実に望める分野だと言える。ただ、この拡大は誰もが知っている事実であり、高齢者ビジネスはいずれ競争社会が激しい世界になっていくことも予想される。そのため、自身が運営する施設・サービスならではの売りやコンセプトをハッキリと練っておくことが大切だ。
そして2つ目は、介護事業が「介護保険の給付対象」になっていること。介護事業は、報酬の90％が国民健康保険団体連合会（国の機関）から支払われているという特徴があるため、自由に運営できるわけではなく、都道府県、あるいは市町村から指定を受ける必要があるということを知っておくべきだ。
さらに3つ目の基礎知識としては、「他業種からの参入がしやすい」ということが挙げられる。介護事業は、行政が管理しているため貸し倒れ等のリスクがほとんどないことや、事業形態が大体決まっているため、それに沿って行えば事業として成立するといった特徴がある。そのため、他業種からの参入や、起業そのものがしやすいといえる。